hosoyaalonsoの日記

文学懐疑のダンカイ世代

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

エコノミスト達よ

本当にそうなのか、経済学界とメディアは一体どうなっているのか。直感でさえおかしいような話も。経済学者よ、エコノミストよ、いずこに。 ●池田信夫@ikedanob経済学は10年前からそういう状態。民放と週刊誌は、昔はリフレ派、最近はMMT。理系でいうと、テ…

もどかしき〈不在〉ー川端文学の魅力ー 【旧稿より】

伊藤整の『変容』(1968昭43)を読んだところである。 初老の画家の私生活、次々と女たちとの交わりを繰り返していく心理が克明に語られ、しかもそれが、この社会のただ中にあって、たしかな現実性をもつものとして迫ってくる。老いたことで、むしろ自在感を…

アマルコルド

むざんやな銀幕上のディカプリオ 樹上かせめてあの駅頭へ 茶半 …仏シャルルヴィル駅 ー余計なお世話だ、俺はギャツビー、米の田舎者よ。ーアマルコルド I remember! おじさん、リミニの樹上にも。ーAドロンもリミニで教師『静けさの最初の夜』と激突死。ーや…

I've got to paint.

I've got to paint まさに挑まん六ペンスたとえ烏の影も無くとも 茶半 "Have you ever thought of death?""Why should I? It doesn't matter."I stared at him. He stood before me, motionless, with a mocking smile in his eyes; but for all that, for a…

へのへのもへ子様

ご電便(小生の造語です)嬉しく拝見しました。例によって不十分な話を丁寧にお聴きいただきどうも有難うございました。 『月と六ペンス』は分からなくて当然です。多くの大人たちがあんな男の生き方を分かり、共感してしまったら、それこそ大変なことになり…

生きざらめやも

中原よ。地球は冬で寒くて暗い。 ぢや。さやうなら。 草野心平「空間」を声にしてみる、早世した畏友・高原達に向けて、 ぢや。そのうち。 として。 孤独だよ君もあいつもその横も 茶半 レイ・ミランド

自由思想の要件

確実な思索を行ってきたはずの仏文学者が、Twitterで以下のような発言をしている。 「からじゃないですか」→「むしろその逆をしている」→「しようとしているのだと思います」→「と断言してよろしいかと思います」と続く論述には、名の知れた責任ある人の公的…

ディストピアの悪夢

NYといっても場所によるのだろうが、ハーレム間近のコロンビア大近辺、クィーンズの下町、韓国人の白タクで行った酒場等、30年前は夜の一人歩きも気楽だった。但し地下鉄には乗らなかった。その後地下鉄も自警団が出来、NYは安全になったと聞いていたが、今…

限りある認識

「とにかく合理的に考えるべきよ、すべからく」と、タマラはいう。「合理か非合理かという二分法自体がはたして合理的といえるのかどうか、などと考えてみたらどうですか」と、私。「そんな余裕はないわ、人生は短いのよ」と、タマラ。タマラは、ユダヤ系の…