hosoyaalonsoの日記

文学懐疑のダンカイ世代

七五戯言

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久しき後の上京に、会いたい人は多々あれど、まずは故旧とふた箇所へ。昨夜の輩、今日のそれ、その間に訪いし版元で、思いもかけぬ訃に接し、スタバで空を眺めつつ、来し方行く末胸迫り、俏し方(やつしがた)なる老生と、参じ入りたるルノアール、誰ぞや話す身の不幸、他の人からも父語り、聞けば聞くほど哀れにて、不覚の涙(なんだ)と也にけり。
……薩摩なる琵琶の音なくも、今一度同感やまに日は落ちて  
(西日暮里、道灌山麓にて)