hosoyaalonsoの日記

文学懐疑のダンカイ世代

2022-08-22から1日間の記事一覧

マン読みの示唆ありがたき藤村忌 茶半

photo by olsen_olsen 子育ても離散も過ぎて藤村忌 藤村忌 河童 歯車 踏み越えて花も嵐も癲狂までも なまぬるき藤村忌けふ如何にとや マン読みの示唆ありがたき藤村忌 藤村にセダンテールは喩へとも林達夫も育児ありしか 茶半 マン …トーマス・マン sédentai…

炎天を押しひろげてや大銀杏 茶半

炎天を押しひろげてや大銀杏 茶半

カルペ・ディエム

知友の投稿に Carpe Diem!(今日をこそ!)とコメントしてから思い出した。 『いまを生きる』Dead Poets Society 1989 で、青年らに向けて、そう熱く説いた好漢ロビン・ウィリアムズは、八年前に63歳で縊死、既に亡き人也と。 老生より二歳下。嗚呼、人生将に…

梅雨の街よき人逝きしと聞きて今 茶半

原稿を託した出版社の編集者が急逝、と受付で聞いて、絶句。末期がん故と。六十位か、何とも気の毒。何度か会って飲んだが、連絡先は社のみ、住所、家族など聞かず過ぐ。最近はメールのみ。そんな中、拙稿紹介の労に唯々感謝。哀悼を込めて。 梅雨の街よき人…

七五戯言

久しき後の上京に、会いたい人は多々あれど、まずは故旧とふた箇所へ。昨夜の輩、今日のそれ、その間に訪いし版元で、思いもかけぬ訃に接し、スタバで空を眺めつつ、来し方行く末胸迫り、俏し方(やつしがた)なる老生と、参じ入りたるルノアール、誰ぞや話す…

枯れたクチナシ

くちなしの色香もなしと身を寄せて いろ香なく口もなき身とやすらゐぬ 残り香のうつるともなき逢瀬かな 梔子の白く香りて一期哉 茶半